アーダンシルクの始まり

マユ アラウィバ ティガ キョラサヤァ
ー繭を洗うと、手がキレイだねー

これは奄美地方で語り継がれてきた言葉です。
奄美では繭をつくり、生糸をつむいできました。
強い日差しと潮風にさらされていても、
繭に触れていると不思議と手が艶やかでした。

奄美大島で暮らし、強い日差しで日焼けした肌やシミに悩みながら
化粧品会社の代理店をしていた西里依(アーダン創業者)は、
「お肌を本当にキレイにすることができる化粧品を安心・安全な原料でつくりたい。」
という想いを抱いていました。

また、島の宝である絹織物「大島紬」の織り手としてその良さを体感した経験から、
絹を活かせないかとも考えていました。
そして、ある日読んだ雑誌の一文で運命が変わります。

『シルクのインナーウェアで美しい肌へ』
『シルクの下着を纏うことは女性特有疾患の予防につながる』

当時56歳。
シルクに様々な可能性があることを知り、大学で医学に携わっていた息子に相談します。

息子の知見をもとに台所でシルクを溶かし、
自分や家族の肌で試行錯誤を重ね、
時には原料を全てダメにしてしまったこともありました。

そして1年の月日が経ち、ついに他にない
シルク主原料のスキンケアを生み出しました。

その後、百貨店バイヤーからのお誘いをきっかけに、
お肌の悩みを持つ全国のみなさまに
シルクスキンケアをお届けしています。

シルク化粧品づくりのスタートは台所でした。